[BS-4] ネットワーク技術特別ポスターセッション

[BS-4-2] 連合学習におけるスマートフォンの電力消費量の調査

^○小野翔多¹, 山崎託², 三好匠², 田谷昭仁¹, 西山勇毅¹, 瀬崎薫¹ (1.東大, 2.芝浦工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

キーワード：連合学習、分散機械学習、スマートフォン、バッテリー駆動

集中管理型の連合学習では，学習のための計算量が大規模サーバやデータセンタなどの中央サーバに集中するとともに，データ集約のための通信量が増加する問題がある．
そこで，学習クライアントとしてモバイルデバイスを用いるユーザ参加型連合学習が提案されている．
本手法により，前述の計算量と通信量の問題を解決できるが，モバイルデバイスの電力消費量の増加が懸念される．
モバイルデバイスは通常，電源に接続されておらずバッテリー駆動であることが多いため，学習に参加する際，電力消費量とバッテリー残量を考慮する必要がある．
本稿では，モバイルデバイスとしてスマートフォンを用い，ユーザ参加型連合学習のアプリケーションを実装して，電力消費量とバッテリー残量が学習性能に与える影響を評価する．