[C-1-12] マルチスケーリングモデルによる複合物理演算法の高速化
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:マルチスケーリングモデル、複合物理演算、非線形特性解析、Maxwell方程式、LLG方程式
反強磁性体を用いたテラヘルツ波の発振や,強磁性体を用いた磁気記録における磁化のシミュレーションには,電磁界と磁化との相互作用の解析が重要である.そのため,Maxwell方程式とLLG (Landau-Lifshitz-Gilbert) 方程式とを連成した,複合物理演算法が必須となる.そこで,我々は3次元空間に適用できる複合物理演算法を開発した.しかし,複数の支配方程式を連成する複合物理演算法において,差分法を用いる数値解析法は安定条件の点から計算コストが膨大になるという問題点がある.本報告ではマルチスケーリングモデルによる高速化を提案する.これを複合物理演算法に適用することで,計算時間の短縮を検討する.
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