[C-14-9] 誘電体共振器による共鳴トンネルダイオード発振器の自己注入同期
キーワード:共鳴トンネルダイオード発振器、テラヘルツ、自己注入同期、誘電体共振器
RTD発振器から放射されるTHz波の中心周波数は時間的に揺らいでおり,その線幅は約10MHzである.RTD発振器からの放射波を安定化するには,単一周波数信号による注入同期が有効な手段のひとつだが,この場合は外部信号を別途用意する必要がある.我々は今回,RTD発振器を高Q値の誘電体共振器と結合させた場合に,THz波のフィードバックによる同期現象が発現することを等価回路計算によって示した.今回得られた結果は,外部信号の代わりに導入した誘電体共振器が,RTD発振器の安定化をもたらすことを示唆する.
講演論文集PDFを閲覧したい場合はパスワードを入力してください。
パスワードは、講演参加申込者、聴講参加申込者にメールで御連絡しております。