[C-2A] マイクロ波A

[C-2-1] Basic Study of 4^th Harmonic Push-Push VCO Using Varactor-Loaded Quasi-Distributed-Element Transmission-Line Resonator

^○若木田康輝, Hasan Maodudul, 田中高行, 豊田一彦 (佐賀大)

Keywords:Push-Push発振器、準分布定数線路、電圧制御発振器

本稿では，準分布定数線路共振器を用いた4次高調波Push-Push VCOを提案した．準分布定数線路共振器は，伝送線路にバラクタダイオードを装荷した非常に簡易な構成でありながら，バラクタに対するDC電圧によって電気長が変化し，発振周波数を変化させることができる共振器である．シミュレーションにおいて，バラクタへの制御電圧が2.3V〜5.4Vの範囲で4次高調波の出力電力が最も大きいことを確認した．その際，発振周波数は23.78GHz〜24.38GHzと変化した．比帯域は2.5%であり，提案構成の4次高調波Push-Push VCOの動作を確認した．