[C-2-34] 品質工学を適用した集中定数チップ素子を用いた小型BPFの設計
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:バンドパスフィルタ、集中定数チップ素子、品質工学
本検討では品質工学を適用した集中定数チップ素子を用いた小型バンドパスフィルタ(BPF)の設計について示す.チップ素子はBPFをはじめとする高周波回路の小型化に寄与する反面,個体差によるばらつき,離散的な素子値,寄生成分等により設計難易度が高く,実測で所望の性能を実現するには設計者の勘や経験が必要となる.そこで品質工学のパラメータ設計により,設計初期段階で素子のばらつきを考慮した設計を直交表や要因効果図,SN比により定量的な評価のみで可能とすることで設計者の勘や経験に依らないBPFの設計を実現する.例として,Chebyshev型3段BPFについてパラメータ設計を適用した設計を行い,試作・測定により提案した設計手法の有効性を示す.
講演論文集PDFを閲覧したい場合はパスワードを入力してください。
パスワードは、講演参加申込者、聴講参加申込者にメールで御連絡しております。