2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[C-2C] マイクロ波C

2023年9月15日(金) 13:00 〜 16:45 全学教育棟 本館 南棟 1階S11講義室

座長:中津川征士(函館高専),中村昌人(NTT),木村秀明(中部大)

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マイクロ波研専

[C-2-48] テラヘルツ波多層構造内部解析のための逆散乱解析法を用いた高精度レーダ画像化法

富田恭平, 木寺正平 (電通大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:テラヘルツ波、レーダ、多層構造

テラヘルツ波を用いたイメージング技術は,高い空間分解能と数mm程度の到達深度を有するため,宇宙・航空機体の表層内部異常検査,危険物所持検査,皮膚癌検知等の応用に有用である.
一方,上記応用では誘電率の異なる多層構造内部の異常識別が要求される.従来のレーダ画像化法では,均質構造を仮定した伝搬モデルを用いているために,多層構造内部画像化において精度が著しく劣化する.同問題を解決するため,本稿では,逆散乱解析法である CSI (Contrast source inversion) 法による伝搬モデル推定に基づくレーダ画像化法をテラヘルツ波帯に拡張する.
3層構造を仮定した2次元FDTD(Finite-difference time-domain)法による数値計算に基づく性能評価により,本手法の有効性を示す.

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