[C-2C] マイクロ波C

[C-2-56] Detection of biological tissues coagulation from impedance measurement

^○服部拓馬, 仲川俊哉, 西舘嗣海, 齊藤一幸 (千葉大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

Keywords:インピーダンス測定、組織凝固、マイクロ波デバイス

近年, 外科手術で用いられるマイクロ波エネルギーデバイスによる加熱は, 生体組織中の水分子運動に起因する摩擦熱によって引き起こされる. そのため, 過度な加熱や生体組織の炭化が生じにくい, 安全性を有したエネルギーデバイスとして注目されている．しかし, 手術中に組織凝固の程度を定量的に判定する方法がなく, 医師の経験により判断がされている. したがって, 不十分な組織凝固による再出血のおそれがある. そこで, 凝固前後の生体組織のインピーダンスの変化から組織凝固の程度を定量的に評価できないか検討した. 本研究では, 生体組織の凝固前後でインピーダンスがどのように変化するのかを実測により検討した.