2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

講演情報

一般セッション

エレクトロニクス » 一般セッション(C)

[C-3/4] 光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス

2023年9月13日(水) 09:15 〜 11:45 全学教育棟 本館 中棟 2階C25講義室

座長:沖田昌仁(LightBridge),谷澤健(玉川大)

<10〜18>
光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス研専

[C-3/4-15] 波面整合法を用いたPLC型モード依存損失等化器の設計

井馬遼人1, 藤澤剛1, 佐藤孝憲1, 和田雅樹2, 森崇嘉2, 坂本泰志2, 今田諒太2, 松井隆2, 中島和秀2, 齊藤晋聖1 (1.北大, 2.NTT)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:光ファイバ通信、モード分割多重、平面光波回路、波面整合法

近年,光ファイバの伝送容量拡大のため,数モードファイバ(Few Mode Fiber: FMF)を用いたモード分割多重(Mode Division Multiplexing: MDM)伝送が多くの注目を集めている.MDM伝送では,伝送中に発生するモード間結合を受信側で復元するためにMIMO (Multiple-Input Multiple-Output) 信号処理が用いられる.しかし,複数のモードを同時に伝搬させるMDM伝送では,ファイバ内の各モードの伝搬損失が低次モードほど小さく,高次モードほど大きくなるため,受信部分においてモード依存損失(Mode Dependent Loss: MDL)が生じる.このMDLが大きい場合,受信部分でのMIMO処理における信号復元が困難になる.そこで,リンク全体でのMDLを小さくするため,我々は低次モードにのみ任意の損失を加えるMDL等化器を提案した.しかし,これまで提案したMDL等化器では,配置したLP01モード3dBカプラで生じる波長依存性が,MDL等価器の動作に波長依存性を生じさせていた.そこで本報告では,3dBカプラを最適化手法の1つである波面整合(Wavefront Matching)法により設計し,改めて平面光波回路(Planar Lightwave Circuit: PLC)型MDL等化器の性能検証,また従来構造との比較を行った.

講演論文集PDFを閲覧したい場合はパスワードを入力してください。

パスワードは、講演参加申込者、聴講参加申込者にメールで御連絡しております。

パスワード