2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[C-3/4] 光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス

2023年9月13日(水) 13:00 〜 16:15 全学教育棟 本館 中棟 3階C34講義室

座長:丸山武男(金沢大),八木英樹(住友電工)

<29〜39>
光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス研専

[C-3/4-34] 共振型フォトディテクターの低クロストーク化に関する検討

石澤里綺1, 梅沢俊匡2, 山本直克2, 赤羽浩一2, 川西哲也1 (1.早大, 2.NICT)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:共振型PD、クロストーク、WDM

本研究では、自由空間において4つの異なる波長をもつ信号を同時に受信することが可能な、2次元の共振型PDアレイデバイス(4-WDM-RCE-PD)を提案する.このデバイスは各共振型PDがもつキャビティー長に差をつけることで異なる波長感度を持たせ、WDM信号を分割して受信することを可能にしている.本研究では特に、各PDが受信する信号間のクロストークが電流値において-12dB以下の時、BERが1.0×10^-9以下となる高い通信品質が得られることに着目し、PDアレイのクロストーク低減設計を考えた。設計したデバイスを実際に作製して特性を評価したところ、クロストークは目標値である-12dBを大きく下回っていた。したがって本デバイスではBERが1.0×10^-9以下となる高品質な通信が期待できる.

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