[C-3/4] 光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス

[C-3/4-69] 光周波数のための変調波形の補正によるFMCW LiDARの高精度化

^○近藤弘星, 桃瀬侑生, 森保幸, 飯山宏一 (金沢大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:FMCW、光周波数掃引、LiDAR

FMCW LiDARにおいては，レーザ光の光周波数掃引の非線形性の影響を除去するためにkサンプリング法が用いられているが，測定距離が長い場合，補助干渉信号と距離測定用の干渉信号の生成タイミングのずれにより，測定精度が劣化する。LiDARにおいては測定距離は近距離から遠距離まで広いため，すべての測定距離において干渉信号の生成タイミングを一致させることは不可能である。そこで，光周波数掃引のためのレーザの変調波形を補正して光周波数掃引の線形性を高め，kサンプリング法を併用することで，測定距離50m，変調周波数30kHzにおいても，正確な距離測定結果と形状計測結果を得た。