[C-3/4] 光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス

[C-3/4-73] Increase in Accuracy of Retrieval of Pulse Waveforms Using Reservoir Computing(II)

^○永井幹治, 杉原興浩, 近藤圭祐 (宇都宮大)

Keywords:リザバーコンピューティング、パルス波形測定器、機械学習

我々はシリコンフォトニクスを用いた超小型のパルス波形測定器を研究してきた．これは二光子吸収フォトダイオードアレイ光相関器と波長可変フィルタの複合構造であり，従来のパルス波形測定器より極めて小型でソリッドステートである特長をもつ．このパルス測定法では，波長フィルタ通過後のパルス波形を光相関計で測定するが，フィルタ抽出前に分岐して生成した被測定パルス自身と相互相関を取ると，元の波形を完全に再生できない．被測定パルス波形は未知であるため，この誤差の解析的な補正は困難である．よって本研究では，リザバーコンピューティング (RC) の応用による，波形再生の高精度化を目指した．その結果，より解析的な再生結果が得られた．