[C-8] 超伝導エレクトロニクス

[C-8-6] Development of a zero-static-power-dissipation sigmoid function generator

^○羅文輝¹, 竹内尚輝², 陳オリビア³, 吉川信行¹ (1.横浜国大, 2.産総研, 3.東京都市大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

Keywords:超伝導回路、ストカスティック演算、シグモイド関数

高エネルギー効率なニューラルネットワーク(NN)の実現に向けて、ビット列中の論理1の確率を用いて数値が表されるストカスティック演算(SC)を断熱量子磁束 パラメトロン回路(AQFP)に導入したシステムの研究が行われている。先行研究では、SC-NNの重要な要素回路であるシグモイド関数生成器(SFG)を実証した。しかしながら、このSFGは比較的大きな静的消費電力を有するため、システム全体のエネルギー効率を低減させる。このため本研究では、Dual-railバイアス方式を利用することで、静的消費電力を完全に削除し、高エネルギー効率なSFGを提案する。