第29回画像センシングシンポジウム

技術動向解説セッション

国際的な研究フィールドでアクティブに活躍されている若手トップ研究者をお招きし,世界最先端の技術研究動向をまとめて一挙に解説いただきます.

講演後のインタラクティブセッション開催中に,質問ブースにて議論いただけます.

質問ブースの開催時間は下記をご確認ください.

  • SS1 & SS2  6/15(木) 16:45~17:35(IS2後半)

 


SS1
拡散モデルの基礎とその応用
〜 Diffusion Model入門 〜
6/15 (木) メイン会場

講師:早川 顕生 氏
(Sony Research Inc.)​

略歴 2018年 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 修士課程修了.同年4月より現在まで,ソニーグループ株式会社にて,大規模分散学習や画像生成モデルに関する研究開発に従事.

 

概要: 拡散モデル(Diffusion Model)の発展により,テキストからの画像・動画生成など,GANをはじめとした既存の生成モデルでは表現することが難しかった多様データの生成が極めて高品質に実現できるようになった.Stability.aiが公開したモデルがクリエータの活動に取り込まれつつあるなど,研究者だけでなくより広い範囲を巻き込んでこの技術の革新が進んでいる.本講演では,その拡散モデルの基礎理論から,最新の研究動向・応用先まで広く紹介する.

 

こんな方におすすめ
  • 画像や動画などを生成する最新の技術に興味がある方
  • 拡散モデル (Diffusion model)に興味があり,その基礎と応用について知りたい方

 


SS2
イベントカメラを用いた計算撮像
6/15 (木) メイン会場

講師:髙谷 剛志 氏
(筑波大学)​

略歴 2019年9月 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了.博士(工学).2013~2016年 株式会社東芝研究開発センター,2019~2021年 国立情報学研究所を経て,2021年より現職.主に,コンピュテーショナルイメージングとファブリケーションの研究に従事.

 

概要: 輝度変化をイベントとして検知する「イベントカメラ」は,高時間分解能や高ダイナミックレンジ,低消費電力の特長を持ち,ロボティクス分野やコンピュータビジョン分野にて応用研究が進んでいる.本講演では,計算撮像を導入したセンシング応用を中心に,イベントカメラの動作原理などの基礎から研究動向を紹介する.

 

こんな方におすすめ
  • コンピュテーショナルフォトグラフィにご興味がある方
  • イベントカメラについて知っておきたい方
  • 水中でのアクティブセンシングに関心がある方