2:30 PM - 2:45 PM
[13B-04] 身体所有感領域の内外における物体の運動イメージ変容の検証
自己身体認識のひとつに身体所有感、すなわち、この手は私のものであるという感覚がある。先行研究において、身体所有感の生起は以下のメカニズムで起こることが示唆されている。人間は触覚刺激で自分の内部と外界を分ける。次に視覚・触覚・体性感覚の統合により空間を分ける面を構成する。この面(以下、自他境界面)は皮膚と一致し、視覚刺激と触覚刺激が同時に知覚される空間領域である。また、視覚刺激だけが知覚される空間領域は外界となり、どちらも知覚されない空間領域は自己の内部となる。この内部に対して人間は身体所有感を生起する。
事実として、自己と認識される閉曲面内部および自他境界面を通過する物体の運動を観測できない。このことは物体の運動イメージが、自己所有感を生起する領域とそれ以外の領域で異なる可能性があることを意味する。今回、自他境界面内外で等速直線運動する物体に対して異なる知覚がなされることを発見した。
事実として、自己と認識される閉曲面内部および自他境界面を通過する物体の運動を観測できない。このことは物体の運動イメージが、自己所有感を生起する領域とそれ以外の領域で異なる可能性があることを意味する。今回、自他境界面内外で等速直線運動する物体に対して異なる知覚がなされることを発見した。
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