[31D] MR(OS)

[31D-01] トラッキングコンペティション2016

Fumihisa Shibata¹, Itaru Kitahara³, ○Sei IKEDA¹, Hideaki Uchiyama², Takafumi Taketomi⁴ (1.Ritsumeikan University, 2.Kyushu University, 3.University of Tsukuba, 4.Nara Institute of Science and Technology)

本稿では，本大会オーガナイズドセッション「複合現実感」として開催されるトラッキングコンペティションについて概説する．このコンペティションは，ロボットや複合現実感などの分野で現在注目を集めるSLAM，Dead Reckoningなどの自立型の自己位置姿勢推定技術を対象として，参加者が独自のアルゴリズムとデバイスを持ち寄り，学会会場でデバイスの位置・姿勢の推定精度や安定性，推定結果の視認性を競い合うというものである．本コンペティションのルールは，事前取得した環境の三次元形状モデルや環境に設置するマーカおよび位置センサ，電源などあらゆるインフラを用いずに，自律的に動作するアルゴリズムを一人で携帯可能なデバイス上で動作させることである．今回は昨年度の複合現実感に関する国際会議ISMARの2015にて開催されたトラッキングコンペティションのチャンピオングループも参加予定である．

■URL：http://sigmr.vrsj.org/tc2016/