[34F] Locomotion Interface

[34F-02] VR酔いを抑制する歩行感覚表現手法に関する研究

○Kento Tashiro¹, Kiyotaka Yamada¹, Shogo Imao¹, Yasushi Ikei¹, Koichi Hirota², Tomohiro Amemiya³, Michiteru Kitazaki⁴ (1.Tokyo Metropolitan University, 2.The University of Electro-Communication, 3.NTT, 4.Toyohashi University of Technology)

全天球映像を使用した歩行感覚表現における，VR酔いの抑制と歩行感覚の向上効果について述べる．特に酔いの要素として，歩行映像に入り込む揺動成分に着目し，HMDと座席型前庭感覚ディスプレイから同期された揺動の刺激を提示することで歩行表現を試みた．更に，モーションキャプチャにより体験者の腕の動きを検出し，歩行を模した腕の振りに応じて刺激を提示する場合と，そうでない場合の差について調査した．結果，腕振りによって刺激を提示したとき，大きなVR酔いの抑制と歩行感覚が得られることが分かった．