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[1D1-02] なぞり運動時の湿り感の知覚
湿り感の知覚には温冷感が重要であり，冷却した乾燥布を手掌で静的に触れると湿り感を錯覚する．本発表では，温度を変化させた布を手掌でなぞるときの湿り感を評価し，湿り感の知覚について検証する．評価の結果，乾燥布が冷感を生じる場合，なぞり運動時でも湿り感を錯覚した．一方，湿った布が冷感を生じない場合，なぞり運動時に湿り感を知覚するが，静的に触れると知覚しなかった．以上の結果より，湿り感の知覚には粗さや摩擦の感覚より冷感が優位だと示唆される．
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