[2B1] Vision 3

[2B1-04] 透過視野のカットオフのない直交鏡列型再帰透過材の試作とその性能

○Mikiya Michishita¹, Ryugo Kijima² (1. Graduate School of Natural Science and Technology, Gifu University, 2. Faculty of Engineering, Gifu University)

虚像プロジェクタの構成に有望な再帰透過材として，直交鏡列型再帰透過材を取り上げる．再帰透過材の効率は，再帰透過効率は虚像の輝度，光透過率は外界観測輝度，迷光率は視覚の妨げの程度を支配するのだが，これらは光の入射角度によって大きく変わるため，設計のためにはその把握が必要である．これらの効率について変数を縮約した理論式をたて，実験により確認した．また，この理論式から，虚像プロジェクタに好適な再帰透過材の設計が容易に可能であることを示す．