[2B2] Vision 4

[2B2-05] バーチャル直線通路におけるストロボ効果の数理モデル化と解析

○Norihiro Katayama¹, Yushiro Nakazawa¹, Yoshihisa Machida¹, Mitsuyuki Nakao¹ (1. Tohoku University)

PCベースの視覚ディスプレイでは，刺激が離散的に生成・提示されるため，ストロボ効果によって実際とは逆方向の運動が知覚されることがある．これは，感覚と運動の不一致や誤った自己運動感覚を誘導し，リアリティ感覚を損なう原因になりうる．本研究ではストロボ効果を制御することを目的に，単純な系として両壁に縦縞テクスチャを貼り付けたバーチャル直線通路において運動によって生じる視覚刺激を数理モデル化した．数理解析により，この系においてストロボ効果が生じる運動速度や視野範囲を予測できることを示す．