[3A1] VR Psychology 2

[3A1-06] 仮想環境を用いた鏡像の知覚距離認識の差異に関する実験

○Yuma Okada¹, Haruo noma¹, Kohei matsumura¹, Atsuki Higashiuyama² (1. Ritsumeikan University Information Science and Engineering, 2. Ritsumeikan University Comprehensive Psychology)

観察者から見て鏡に映る虚像が実像よりも近づいて見える現象のメカニズムを解明するために、仮想環境を用いて実験を行う。現実の環境では実像の位置を変えずに鏡に映る虚像だけを動かすことは不可能であるが、仮想環境ではこれらのパラメタを独立して変更可能である。実験の結果、実世界での現象とは逆に鏡から虚像までの知覚距離が、鏡から実像までの知覚距離よりも短くなり、鏡に映る世界が拡大されて感じられる傾向が示された。