woncaaprjpca2019/The 10th Annual Conference of the Japan Primary Care Association

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合同シンポジウム

The 10th Annual Conference of Japan Primary Care Association » 合同シンポジウム

[JS3] 医療機関が実践する社会的孤立女性の支援―日本における現状と課題

Fri. May 17, 2019 3:30 PM - 5:00 PM Room 2 (2F Room A)

座長:池田 裕美枝 (京都大学大学院医学研究科健康情報学)、寺岡 英美 (医療法人メファ仁愛会マイファミリークリニック蒲郡)

【開催の目的】 社会的孤立者(貧困、虐待、暴力被害、薬物依存など)支援が社会課題として注目されているが、社会的孤立者を認知し、支援システムに繋げる役割の担い手については明確に定義されていない。さらに、社会的孤立者は、孤立にいたった要因や、現在おかれた環境の影響から、援助希求力が低いことが指摘されている。このことは、犠牲者非難や偏見なども促進因子となり、さらに孤立を深める要因ともなる。したがって、社会的孤立者の支援には、孤立者を認知し、支援システムに繋げる役割が必要である。
健康状態の悪化は、社会的排除の要因であり結果でもあるが、健康問題は、社会的排除が顕在化する契機にもなり得る。このことから、社会的孤立者を感知する場として医療機関の果たす役割は重要であり、医療機関が社会的孤立者を認知して支援システムにつなげる機能を発揮することで、社会的包摂に貢献できる可能性がある。
女性は、虐待、暴力被害、貧困のリスクが高く、また社会における性差別や性的役割規範の影響から、社会的孤立状態に陥りやすい。したがって、女性の社会的孤立への認識は、ウィメンズヘルスケアに欠かせない視点である。
【概要】 本シンポジウムは、日本プライマリ・ケア連合学会女性医療保健委員会との共同企画により実施する。社会的孤立者支援を実践する活動家をシンポジストとした討議を行い、わが国における現状と課題を明らかにした上で、医療機関が社会的包摂に貢献する方略について検討する。
日英二ヶ国語にてプレゼンテーションおよび討議を実施する。
(本企画は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)研究助成(「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域「トラウマへの気づきを高める“人‐地域‐社会”によるケアシステムの構築(大岡プロジェクト、平成29年度採択)」におけるプロジェクトの一環として実施する。)

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