woncaaprjpca2019/The 10th Annual Conference of the Japan Primary Care Association

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シンポジウム

The 10th Annual Conference of Japan Primary Care Association » シンポジウム

[S12] プライマリ・ケアにおける運動器診療ブラッシュアップ:若手総合診療医による”整形内科”の学習・実践

Sat. May 18, 2019 4:45 PM - 6:15 PM Room 5 (1F Room D)

座長: 白石 吉彦 (隠岐広域連合立隠岐島前病院)、小林 只 (弘前大学医学部附属病院 総合診療部)

【開催の目的】 運動器疼痛は世界中で有訴率上位の症状です。社会の高齢化に伴い、しばしば高齢者の日常生活をも困難にする運動器疼痛への対応技術は、プライマリ・ケア医の必須スキルです。国際的にもSurgical Orthopedics、Non-Surgical Orthopedics、Physical medicine and Rehabilitation(PMR)の部門の分離・発展が進む中、日本の“整形内科Non-surgical orthopedics “は上記のうち後二者を扱う「一般に手術によらない方法での運動器疼痛および難治性疼痛の診療とその研究を行う医学の一分野」です。書籍「白石吉彦、白石裕子、皆川洋至、小林只(編)The整形内科(南山堂2016)」は2017年に韓国語にも翻訳出版されており、日本はアジアを先導しています。
整形内科診療の主な特徴は、超音波診断装置(エコー)を最大限活用した発痛源評価とエコーガイド下注射(例:神経ブロック、ファシア・ハイドロリリース)により即時的治療と原因部位同定を行うこと、およびその悪化因子を疾患から生活動作に渡るまで俯瞰的かつ具体的に検討することです。なにより、従来の医学知識に加え、看護師・療法士・鍼灸師ら多職種の知見を多角的に取り込むことが重要です。今回は、各地で整形内科を実践している若手総合医の活動を共有し、参加者の整形内科診療に係る活動の一助となることを期待します。
【概要】 日本の整形内科を創始した2名の総合診療医の座長をする中、へき地・離島の診療所および小・中規模病院などの多様な地で勤務する若手総合診療医が「どうやって整形内科を学び、活用しているか?」を具体的な治療ケースを挙げて発表します。その後、発表者の方法論・課題について座長・参加者と「より良い整形内科の取り組み方」について議論します。

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