woncaaprjpca2019/The 10th Annual Conference of the Japan Primary Care Association

Sessions

The 10th Annual Conference of Japan Primary Care Association » 学会ジョイントプログラム

学会ジョイントプログラム

[JP1] 心身医学的な視点を症例検討会に取り入れたら…

Sun. May 19, 2019 9:15 AM - 10:45 AM Room 6 (B1F Room E)

座長:西山 順滋(関西医科大学附属病院総合診療科)

【開催の目的】 総合診療専門医に欠かせない7つの資質・能力の1つに「患者中心の医療・ケア」が挙げられ、「患者を取り巻く家族、社会、文化的なコンテクストを含めて健康問題を理解・評価することができる」ことが求められている。
心身医学は、「患者を身体面とともに心理面、社会面(生活環境面)をも含めて、総合的、統合的にみていこうとする医学」と説明されており、臨床場面では、身体面のみでなく、心理社会的な背景にも目をむけることで、「病を抱えた人」として対応している。
共通するキーワードとして、「bio-psycho-social model(生物心理社会モデル)」、「家族志向のケア」があり、限られた臓器、領域のみを診るのではなく、患者・家族を取り巻く背景も意識しながら診療にあたっている。
総合診療医と心療内科医の視点、スキルは「似て非なるもの」か、「大同小異」か?
症例検討会を通じてプライマリ・ケア領域に明日から活用できる、心身医学的な視点・スキルを提供したい。
【概要】 <形式>
 症例検討会/グループワーク
<内容>
・プライマリ・ケア領域の症例を提示
・一般参加者、ファシリテーター(日本プライマリ・ケア連合学会、日本心身医学会、日本心療内科学会所属)がグループに分かれ、診断・見立て・治療方針を検討し、全体討議を行う。

< br>西山順滋

1997年 兵庫医科大学医学部卒
1997年 京都第二赤十字病院内科研修
1999年 関西医科大学心療内科学講座入局・研修
2001年 洛和会音羽病院心療内科
2003年 滋賀医科大学総合診療部
2010年 関西医科大学附属病院総合診療科 2012年より同診療科長
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医・評議員
日本心身医学会認定専門医・研修指導医・代議員
日本心療内科学会登録医

学会ジョイントプログラム

[JP2] Meet the expert 感染症専門医はプライマリ・ケア医からの疑問に応えられるのか?

Sun. May 19, 2019 11:00 AM - 12:30 PM Room 6 (B1F Room E)

座長:鈴木 富雄 (大阪医科大学附属病院 総合診療科)
, 舘田一博(東邦大学微生物・感染症学講座 感染病態・治療学分野、感染制御学分野)

【開催の目的】 感染症診療は、増加する輸入感染症や梅毒、インフルエンザなどの流行への対応、高齢者肺炎と終末期の問題、抗菌剤の適正使用など、生物医学的観点での議論のみならず社会的・倫理的な問題も含め、多様な知見と情報を集約し、広い視点を持ってのアプローチが必要となる。日本プライマリ・ケア連合学会は2018年度より感染症学会と共同で上記に取り組んでおり、第92回日本感染症学会大会学術集会(6月2日岡山)での合同企画シンポジウム「こんな時抗菌薬を使ったほうがよいの?使わないほうがよいの?」は300人以上の参加者を集め盛会となった。これを受けて、今回の学術大会では、前もって当学会員の皆様方からネット上でいただいた質問への回答も含め、プライマリ・ケアの現場で遭遇する感染症診療においての臨床的課題やジレンマに対して、感染症専門医が具体的に応える機会を設ける。【概要】 当日は複数の感染症専門医をパネラーとして招き、呼吸器領域、消化器領域、泌尿器領域、中枢神経および軟部組織領域と、臓器別に分けて、前もってこちらが用意したプライマリ・ケアの現場での課題やジレンマについて、順次回答いただき、それに対してさらに質問を投げかけて、より深く実践的に議論を展開していく進行となる。会場の参加者を巻き込んだinteractiveなセッションとなるであろう。

学会ジョイントプログラム

[JP3] プライマリ・ケアのための漢方「次の一手」

Sun. May 19, 2019 1:30 PM - 3:00 PM Room 6 (B1F Room E)

座長:佐藤 寿一 (名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学)、樫尾 明彦 (給田ファミリークリニック)

【開催の目的】
 プライマリ・ケアにおいて漢方薬を診療・ケアに活用している医療従事者は多い。しかし、各症候への第一選択とされる漢方薬で症状の緩和が思うように得られなかった場合の「次の一手」については、症状、病名からの処方選択は行き詰まりがちで、漢方特有の考え方が必要となることも少なくない。そのため漢方薬の適応自体をあきらめてしまうケースも散見され、東洋医学を学び始めても実践に繋げられない一因であるとも考えられる。
 そこで、下記に示す各症候について、西洋医学的な精査は並行して行うとして、第一選択とされる漢方薬の効果が不十分な場合の「次の一手」をどう考えるかを、本企画で紹介する。
 患者の訴え、所見から、病態を東洋医学的に理解する方法を学ぶことで、日常診療・ケアにおける東洋医学的アプローチの有効性について、参加者により広く知ってもらうことを目的とする。

【概要】
 プライマリ・ケアにおいてよく出会う症候のうち、今回は、冷え症、倦怠感、めまい・ふらつき、頭痛の対応について、各担当講師が、初級者にも理解できるように東洋医学的視点を解説する。漢方の基本的な概念、および各症候について第一選択の処方が奏効しなかった場合の考え方、そして検討される「次の一手」を紹介する。
 後半の討論では、漢方診療のTipsや、総合診療医が漢方薬を活用するに際しての疑問点などについて講師間でdiscussionを行い、いわゆる簡便な「マニュアル」には書いていなくても参加者に日常診療ですぐに役立ち、実践できるような内容にしたいと考える。

山川淳一1,2 (1.日本東洋医学会学術教育委員会, 2.JA厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院漢方診療科)

×

Authentication

Abstract password authentication.
The password has been announced for Pre-registered participants by email.
You can also find the password in the Pocket program distributed at the venue.

×

Please log in with your participant account.
» Participant Log In