woncaaprjpca2019/The 10th Annual Conference of the Japan Primary Care Association

Sessions

The 10th Annual Conference of Japan Primary Care Association » 合同シンポジウム

合同シンポジウム

[JS1] 在宅医療とコミュニティ、日本の現状と課題

Fri. May 17, 2019 8:30 AM - 10:00 AM Room 2 (2F Room A)

座長:平原 佐斗司 (東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所)、木村 琢磨 (埼玉医科大学 総合診療内科 / HAPPINESS館クリニック)

【開催の目的】 本セッションでは日本における在宅医療について、医療・介護政策、地域医療システム、患者—医師関係をふまえコミュニティの視点で現状を整理し、今後の課題について皆様と共有したく考えております。【概要】 まず、我が国で在宅医療を行う上で欠かせない制度・政策面の根幹である介護保険制度や地域包括ケアシステムの現状と課題について、ご解説を頂きます。
 次に、グループ診療の診療所のお立場から、我が国における地域医師会に求められる役割や活動をふまえ、お話をいただきます。
 さらに、日本型開業医の診療所のお立場から、「かかりつけ医」の訪問診療、地域における本人・家族、関係者の思いをつなぐ役割についてお話を頂きます。
 また、病院における総合診療医の立場から、在宅医療を受けている患者や、主治医不在の高齢者の病院受診、病院をかかりつけにしている患者の背景などについて問題提起を頂きます。
 ディスカッションでは、介護保険制度が2000年から開始されてから来年で20年、超高齢社会が進展し、居住系施設を含めたケア移行や医療・介護、行政などとの多職種連携が当たり前となった今、Aging in placeの実現、System of systemsの時代を踏まえ、皆様と考えたく存じます。

合同シンポジウム

[JS2] アジア・太平洋の離島医療
Island Medicine in Asia-Pacific Region

Fri. May 17, 2019 1:30 PM - 3:00 PM Room 2 (2F Room A)

座長:Dan Manahan (Darling Downs Hospital and Health service ACRRM and RACGP Fellow and Member Associate Professor Griffith University School of Medicine)、齋藤 学 (合同会社ゲネプロ)

【開催の目的】 アジア太平洋の離島医療は大部分がジェネラリストによって提供されています。へき地医療(Rural medicine)の実践を促進、へき地における医療制度を強化し、効果的で安全、適正なヘルスケアの利用が住民の健康を改善することを目的としたケアンズ宣言(Cairns Consensus Statement on Rural Generalist Medicine (2013))には、へき地の中に離島を含むと明記されています。離島医療には様々な側面がありますが、国の違いによらず共通点が多くみられます。【概要】 このシンポジウムの目的は以下のとおりです。
a)様々な離島医療の観点から、臨床サービスの提供、医療訓練および医療システム開発から得られた経験、洞察、知識を共有する。
b)離島医療の専門的ネットワークを構築し強化する。
シンポジウムの形式は、様々な島国や地域社会からの地理的、文化的、臨床的実践の幅広い観点を表すために選ばれた発表者とのパネルディスカッションとなります。

合同シンポジウム

[JS3] 医療機関が実践する社会的孤立女性の支援―日本における現状と課題

Fri. May 17, 2019 3:30 PM - 5:00 PM Room 2 (2F Room A)

座長:池田 裕美枝 (京都大学大学院医学研究科健康情報学)、寺岡 英美 (医療法人メファ仁愛会マイファミリークリニック蒲郡)

【開催の目的】 社会的孤立者(貧困、虐待、暴力被害、薬物依存など)支援が社会課題として注目されているが、社会的孤立者を認知し、支援システムに繋げる役割の担い手については明確に定義されていない。さらに、社会的孤立者は、孤立にいたった要因や、現在おかれた環境の影響から、援助希求力が低いことが指摘されている。このことは、犠牲者非難や偏見なども促進因子となり、さらに孤立を深める要因ともなる。したがって、社会的孤立者の支援には、孤立者を認知し、支援システムに繋げる役割が必要である。
健康状態の悪化は、社会的排除の要因であり結果でもあるが、健康問題は、社会的排除が顕在化する契機にもなり得る。このことから、社会的孤立者を感知する場として医療機関の果たす役割は重要であり、医療機関が社会的孤立者を認知して支援システムにつなげる機能を発揮することで、社会的包摂に貢献できる可能性がある。
女性は、虐待、暴力被害、貧困のリスクが高く、また社会における性差別や性的役割規範の影響から、社会的孤立状態に陥りやすい。したがって、女性の社会的孤立への認識は、ウィメンズヘルスケアに欠かせない視点である。
【概要】 本シンポジウムは、日本プライマリ・ケア連合学会女性医療保健委員会との共同企画により実施する。社会的孤立者支援を実践する活動家をシンポジストとした討議を行い、わが国における現状と課題を明らかにした上で、医療機関が社会的包摂に貢献する方略について検討する。
日英二ヶ国語にてプレゼンテーションおよび討議を実施する。
(本企画は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)研究助成(「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域「トラウマへの気づきを高める“人‐地域‐社会”によるケアシステムの構築(大岡プロジェクト、平成29年度採択)」におけるプロジェクトの一環として実施する。)

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