Japan Association for Medical Informatics

1:00 PM - 2:30 PM

[TS-7] 医療機関における無線通信の安全・安心な導入と運用

◆プログラム(案)
開会挨拶
臼井 文良(総務省九州総合通信局 電波監理部長)
講 演
1.「医療現場で安心・安全に電波を利用するための導入手法とその管理」
~無線LANを中心に~
講 師:花田 英輔(佐賀大学 理工学部 情報部門 教授)
2.「医用テレメータ管理の実際」
講 師:長谷川 悦郎(フクダ電子株式会社)
2016年4月に電波環境協議会から「医療機関で安心・安全に電波を利用するための手引き」が発行され、2017年6月には「医療機関における「電波の安全利用規程(例)」」が発表された。さらに2018年4月にはこれらに基づく人材育成に関する資料として、啓発用ビデオとEラーニング用コンテンツが公開された。
現代医療、特に高度医療において電波と無線通信の活用は必須事項となっている。しかしその導入基盤は盤石とはいえず、誤った手順による導入は所期の効果をもたらさないばかりか、医療安全上の問題の要因ともなる。
本チュートリアルは、総務省九州総合通信局が組織した「九州地域の医療機関における電波利用推進協議会」に協力を得て、今後の医療機関における電波利用に向けた総務省の方策および実例に基づく無線通信の安全な導入と管理に向けた知識の伝達と、具体的な問題点の例示と対策、管理手法の共有を目的とする。
本チュートリアルの参加者が、各自の職場である医療機関において安心・安全に無線通信を導入し、障害発生要因を除去し、安定した運用を図るための知識を得て、ひいては患者安全を高めると共に医療の効率化を図ることが最終目標である。