一般社団法人 日本医療情報学会

[LS10-01] DX潮流・情報化動向を見据えたシステム・アーキテクチャとデータ・インテグレーション

*島井 健一郎1 (1. メディカルデザイン総合研究所)

「デジタル社会の実現に向けた充填計画」が閣議決定され、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合するSociety 5.0において、強固なデジタル基盤(技術・産業基盤、インフラ基盤、人材基盤)の上で、実世界から生じるデータ(「リアルデータ」)の利活用を通じて、経済成長に繋がる新たな付加価値を創出するとともに、GXや経済安全保障、少子高齢化・人口減少による構造的な人手不足等の社会課題を解決すべく、業界横断・社会全体のアーキテクチャを描き、全ての産業・社会のデジタル化が進められています。
保健医療介護福祉分野では、DXを通じたサービスの効率化・質の向上を実現することにより、国民の保健医療の向上を図るとともに、最適な医療を実現するための基盤整備を推進するため、関連する施策の進捗状況等を共有・検証すること等を目的として、内閣に、総理大臣を本部長とする医療DX推進本部が設置され、推進されています。
これらの潮流・動向に乗った情報化に求められるシステム・アーキテクチャやデータ・インテグレーションの構想を述べます。