Japan Association for Medical Informatics

[2-C-2-JS3-3] 1回量処方への対応について

松裏 研一 (インフォコム株式会社 ヘルスケア事業本部病院情報システム部)

弊社の製品において、1回量処方に関連するものとしては「PICSKS(薬剤管理指導支援システム[CS版])」、「PICSWEB(薬剤管理指導支援システム[WEB版])」、「JReporter(持参薬鑑別システム)」、「WordMeister(病棟薬剤業務支援システム)」の4製品となります。以下に、それぞれの製品についての応需状況および今後の対応方針について述べさせて頂きます。

1.1回量処方案件の応需状況
現在(2017.7)までで1施設のみ要望があり対応を実施。 対応内容としては、電子カルテからの処方オーダ連携の電文仕様の変更、自社システム内の処方修正画面の入力単位(1日単位→1回単位)の変更、処方内容表示(薬歴カレンダー含む)の1回量/1日量併記を実施しております。

【現時点のシステムの対応状況 】
システム名 対応
PICSKS(薬剤管理指導支援システム[CS版] 〇
PICSWEB(薬剤管理指導支援システム[WEB版] ×
JReporter(持参薬鑑別システム) ×
WordMeister(病棟薬剤業務支援システム) △
〇:対応済み △:一部対応 ×:未対応

2.1回量処方への対応方針
今回対応を行った電子カルテベンダ以外の電子カルテベンダとの連携仕様も未策定の状態であるため、
要望のあった施設に導入する製品より順次対応していく予定です。

3.1回量処方への対応課題
薬歴のカレンダー表示では用法単位での集約機能があるが、不均等処方の場合には用法が分解される
為、薬歴カレンダーの視認性が低下。薬歴カレンダーの表示方法の見直しが必要と考えております。