Japan Association for Medical Informatics

[LS-1] 医療系クラウド・IoTの活用とネッワークのセキュリティ対応

山下 芳範 (福井大学医学部附属病院 医療情報部/福井大学総合情報基盤センター)

 医療においても、クラウドやIoTが話題になっている。
 医療情報システムでもクラウド技術が利用され、ワークフローやセキュリティ対応にも活用される時代となりつつある。
 IoTと呼ばれる「モノのネットワーク接続」が急速に広がり、医療機器などでも通信機能を内蔵したものが増え、センサーのネットワーク活用にも広がりを見せている。
 さらに、スマートデバイスとの組み合わせなどで、医療におけるネットワークは非常に重要になっている。
 このIoTやクラウドが医療においてどのような可能性があり、IoT技術やクラウド技術が実際にどのような応用があるかを紹介する。どのような通信技術が利用され、クラウドやスマートデバイスとの連携の実際を紹介する。
 これからの環境では、デバイスだけでなくネットワーク等のインフラの設計やセキュリティ対応も課題となる。
 このような新しい利用が広がることを踏まえて、新しいネットワーク技術であるSDNやopenflowを活用した、医療機器やIoT機器のようなエンドポイントへの対応を考慮した、セキュリティ対策の方法についも紹介する。
 IoT時代では、ネットワーク接続が基本となることから、医療機器も含めた管理や情報の可視化についても紹介する。