Japan Association for Medical Informatics

[LS-2] 医療機関におけるWi-Fi無線環境の構築とスマートフォンの活用事例

中西 顕一郎 (堺市立病院機構 堺市立総合医療センター)

 医療機関にて情報システムを導入することで、診療部門間あるいは職員間において情報を“即座”に“共有”することが可能となり、業務の効率化、患者サービスの向上、更には安全で品質の高い医療の提供を推進することができる。特に、技術の進歩に伴って高速かつ安全な無線通信が可能となり、Wi-Fiを搭載するガジェットや医療機器が増加したことから、情報システムを利用する機会はますます拡大している。
 堺市立総合医療センターでは、平成27年7月の新病院への移転に際し、全館網羅的な無線ネットワークを構築した。そして、Wi-Fi環境下において内線電話やナースコールにスマートフォンを利用するほか、様々な形で無線通信を活用している。
 本講演ではWi-Fi無線環境を構築した実体験に基づく工夫あるいは問題を踏まえ、無線とスマートフォンの活用事例を紹介する。