Japan Association for Medical Informatics

[2-J-2-OP9-6] チーム医療の充実化を図るための電子カルテシステムの取り組みと問題点 第2報

大迫 朋子, 松崎 勉, 緒方 義史 (鹿児島医療センター)

近年、医療の質や安全性の向上及び高度化・複雑化に伴う業務の増大に対応するため、専門性が高いスタッフが目的と情報を共有し、業務の分担を行うとともに、互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応した医療を提供する「チーム医療」が医療現場で実践されている。その中で、コミュニケーション・情報の共有化・チームマネジメントの3つの視点が重要といわれている。チーム医療を支援する電子カルテシステムの機能として、職種別でも記録が出来るシステム、チームが記録した内容が情報共有できること、チームだけが記録できるような権限設定などがある。当院は11のチームが関わっている中で、それぞれのチームの特徴を生かし、チーム記録や情報共有を行えるように設定を行った。その取り組みと使用していく中で問題点も明らかになったため第15回日本医療情報学会看護学術大会で報告した。今回、新たに静脈血栓塞栓症チーム、認知症ケア加算1開始に伴い認知症ケアチームが追加された。この新たなチームが追加されたことでの取り組みを報告する。