一般社団法人 日本医療情報学会

[3-B-1-PS5-4] 医療機関における医療機器等のEDIとGS1

揖斐 正雄 ((一社)日本医療機器ネットワーク協会)

1.医療全体でのトレーサビリテイーとは
​ 製造~医療現場の消費まで、共通コード(GS1)で物の動きを捉える。
これにより、医療安全に繋がる。
​ トレース情報は一元化することで、各企業・医療機関の負荷が軽減でき、
​ 情報の価値が高まる。
​ GS1コード(商品・ロット)で追跡可能になる。
​ このためには製造~医療現場までのデータ連携が必須である。
​ 特に、製造~医療機関までのデータ連携は紙、ファックスは否でEDI化(電子商取引)
​ が急務である。
​2.トレーサビリテイーの阻害要因
​ このためには、特に、医療機関の内外とのデータ連携が必要である。
​ しかし、この医療機関の内外とのデータ連携のためには阻害要因が山積している。
​ 主な要因は
​ ・院内の業務は多岐に渡る(専門性が高い)。故に、システムは部門最適でつくられ
​ ているので、病院内のデータ連携が弱い。
​ (GS1を基本としたシステムになっていない。)
​3.これらの阻害要因を解決する2つの方策
​ ①院内のデータ連携はGS1コードを基本としたデータ連携を実施する。
​ 例えば、各システムと各システムをGS1変換テーブルマスターを経由
​ して実施する。
​ ②院外のデータ連携はEDI化(電子商取引)を進める。
​ このEDI化にあたってはGS1コードを介してのデータ連携を実施する。
​4.@MD-Net((一社)日本医療機器ネットワーク協会)の取り組み
@MD-Netは院外とのEDI化に取り組んでいる。その取り組みについて説明する。
①当面の取り組み
​ 医療機関とデイーラー間の受発注のEDI化を推進する。
​ ②将来の取り組み
​ 医療機関の消耗材料等の使用情報のEDI化による利活用を推進する。
​ ・医療機関の発注業務の効率化に反映等
​ ・消費情報の経営資料への反映等
​ ■結びに
​ ・医療機器業界全体でGS1コードを利用する。
​ ・既に、医療機器業界(メーカー~デイーラー~医療機関)のGS1利用のEDIインフラは
​ @MD-Netにあります。
​ このインフラを活用して院外とのEDI化(データ連携)を進めて下さい。
​ ・なにより、医療機関のIT化が推進されていくと必然的に、医療業界全体のIT化が推進さ
​ れます。皆さんで進めていきましょう。