Japan Association for Medical Informatics

[3-J-2-CS5-1] 商用医療機関データベースを利用した医療機関検索システムの導入

山本 健二 (北海道大学病院 医療情報企画部)

【背景と目的】
本院では、病院検索機能等の4つの機能で、独自に構築した医療機関マスタを利用していた。しかし、手作業による更新作業のため、情報数や更新頻度が少ないなどの課題を抱えていた。
これらを解決するために医療機関検索システムを構築し、運用を整備した事例を報告する。
【システム構築】
従前の複数データベースを統合のうえ廃止とし、一元管理した。新しい医療機関マスタは購入し、全国の病院・歯科・診療所の情報を、月1回取り込む運用とした。
病院検索機能は、利用頻度の高い札幌圏を検索条件の初期値とし、北海道の地図から2次医療圏を選択して検索できる仕組みで再構築した。また、患者説明用に検索した医療機関を印刷できる機能をつけ、紹介時に情報提供ができる機能を追加した。
現場からは、情報数が大幅に増え、さらに更新作業の負担が減ったとの意見があった。