[3-L-4-PP11-6] 重粒子線治療多施設共同研究(J-CROS/ Japan Carbon-ion Radiation Oncology Study group)における全症例情報登録管理システムの構築
[目的]重粒子線治療多施設共同研究 Japan Carbon-ion Radiation Oncology Study group(J-CROS)においては、症例集積研究としてより詳細かつ品質を確保したデータの収集と分析が求められている。今回、国内の重粒子線治療施設で行われている全治療症例データを収集すると共に、治療後のフォローアップ情報を継続的に収集し、モニタリングやデータマネジメントも可能なシステムを構築したので報告する。
[方法】本システムは放医研内データセンターに設置されており、冗長化された仮想基盤環境上で稼働している。蓄積データは遠隔地のデータセンターにバックアップされている。各施設からの接続には、ハードウェアトークンによるVPN接続後、ログインIDとパスワードによる2段階の認証を必要としている。システムの操作は全てWebブラウザのみで完結し、症例データの登録や変更、データマネジメント含めて、特別な専用アプリケーションを必要としていない。また、収集項目の追加や変更、プロトコルアップデートに伴うフォローアップ頻度等のマスタ変更、利用者登録管理もWebブラウザのみで可能である。さらに、本システムは同一仮想基盤上のBusiness Intelligenceツールと接続可能で、Webブラウザ経由で高度な解析や可視化ができる。
[結果】システム稼働後、各施設からのデータ登録に加えて、モニタリングやデータマネジメントが開始されている。
[考察】今後、収集されたデータは施設横断的な解析を行うことで、重粒子線治療の安全性と有効性を疾患ごとに評価し、重粒子線治療の保険収載化に資するデータ分析などを長期的に行うことも考えられる。更に、重粒子線治療を受けた患者の予後ばかりでなく、これから重粒子線治療を受ける患者の予後、有害事象や危険性の予測なども行うことが期待できる。
[方法】本システムは放医研内データセンターに設置されており、冗長化された仮想基盤環境上で稼働している。蓄積データは遠隔地のデータセンターにバックアップされている。各施設からの接続には、ハードウェアトークンによるVPN接続後、ログインIDとパスワードによる2段階の認証を必要としている。システムの操作は全てWebブラウザのみで完結し、症例データの登録や変更、データマネジメント含めて、特別な専用アプリケーションを必要としていない。また、収集項目の追加や変更、プロトコルアップデートに伴うフォローアップ頻度等のマスタ変更、利用者登録管理もWebブラウザのみで可能である。さらに、本システムは同一仮想基盤上のBusiness Intelligenceツールと接続可能で、Webブラウザ経由で高度な解析や可視化ができる。
[結果】システム稼働後、各施設からのデータ登録に加えて、モニタリングやデータマネジメントが開始されている。
[考察】今後、収集されたデータは施設横断的な解析を行うことで、重粒子線治療の安全性と有効性を疾患ごとに評価し、重粒子線治療の保険収載化に資するデータ分析などを長期的に行うことも考えられる。更に、重粒子線治療を受けた患者の予後ばかりでなく、これから重粒子線治療を受ける患者の予後、有害事象や危険性の予測なども行うことが期待できる。