[3-L-5-PP14-1] 電子カルテのクリニカルパスバリアント可視化
(1) 目的
本研究では, 典型シーケンスの共通部分検出を行い, 医療指示の変形パターン (バリアント) を検出しグラフ表現する. さらに文字列による出力結果に比べ視認性の高い,Web アプリケーションによる可視化ツール作成を行う.
(2) 方法
本研究では,宮崎大学医学部附属病院の電子カルテに記録されたクリニカルパスに記載されたカテーテルアブレーションに対する医療指示から頻出シーケンシャルパターンを抽出し, 飽和の概念を導入して, 出力シーケンスの削減を行ったものに対して, シーケンス同士の共通部分を医療指示が出される日の情報を考慮して検出していくことにより, クリニカルパスバリアントの検出を行う.
(3) 結果
得られた飽和タイム頻出シーケンシャルパターンのうち, 処置日毎の医療指示数が同じもの同士の共通部分検出を行った. その結果, 閾値0.4の条件では,のべ対象患者数21,患者一人に対する医療指示の最大数 38,患者一人に対する医療指示の最大数121,平均入院期間 6.66,クリニカルパス数 12636,最大クリニカルパス長 12,最小クリニカルパス長 3,平均クリニカルパス長 7.48という典型クリニカルパスから,クリニカルパスバリアント 343(個)を検出することが出来た. 結果の可視化として,色字部分のそれぞれのバリアントとなっており, 同一のタイムアイテムブロックに属していて医療大別が異なる, もしくは医療大別と薬効が同じであるが注射されている薬剤名が異なっていること等が確認出来た.
(4) まとめ
提案手法を用いた実験の結果, カテーテルアブレーションにおいての典型クリニカルパス同士の対応関係が把握出来るようになった.さらに文字列による出力結果に比べ視認性の高い,Web アプリケーションによる可視化ツールの作成を行った. これにより, 全体の流れの把握, 及び医療指示の補足情報を表示することでの医療指示単位の情報の目視による把握が容易となり, 従来の文字列による出力よりも理解しやすく, 扱いやすい形式となった.
本研究では, 典型シーケンスの共通部分検出を行い, 医療指示の変形パターン (バリアント) を検出しグラフ表現する. さらに文字列による出力結果に比べ視認性の高い,Web アプリケーションによる可視化ツール作成を行う.
(2) 方法
本研究では,宮崎大学医学部附属病院の電子カルテに記録されたクリニカルパスに記載されたカテーテルアブレーションに対する医療指示から頻出シーケンシャルパターンを抽出し, 飽和の概念を導入して, 出力シーケンスの削減を行ったものに対して, シーケンス同士の共通部分を医療指示が出される日の情報を考慮して検出していくことにより, クリニカルパスバリアントの検出を行う.
(3) 結果
得られた飽和タイム頻出シーケンシャルパターンのうち, 処置日毎の医療指示数が同じもの同士の共通部分検出を行った. その結果, 閾値0.4の条件では,のべ対象患者数21,患者一人に対する医療指示の最大数 38,患者一人に対する医療指示の最大数121,平均入院期間 6.66,クリニカルパス数 12636,最大クリニカルパス長 12,最小クリニカルパス長 3,平均クリニカルパス長 7.48という典型クリニカルパスから,クリニカルパスバリアント 343(個)を検出することが出来た. 結果の可視化として,色字部分のそれぞれのバリアントとなっており, 同一のタイムアイテムブロックに属していて医療大別が異なる, もしくは医療大別と薬効が同じであるが注射されている薬剤名が異なっていること等が確認出来た.
(4) まとめ
提案手法を用いた実験の結果, カテーテルアブレーションにおいての典型クリニカルパス同士の対応関係が把握出来るようになった.さらに文字列による出力結果に比べ視認性の高い,Web アプリケーションによる可視化ツールの作成を行った. これにより, 全体の流れの把握, 及び医療指示の補足情報を表示することでの医療指示単位の情報の目視による把握が容易となり, 従来の文字列による出力よりも理解しやすく, 扱いやすい形式となった.