Japan Association for Medical Informatics

[LS-12] 看護師の思考過程に沿った新しい看護支援システムの構築

中川 里恵 (大阪大学医学部附属病院 看護部)

病棟で医師は看護師に指示を行い、看護師は医師の指示と看護計画に基づいた看護スケジュールを立て、患者に処置やケアを実施する。
これらの過程で発生するインシデントは少なくなく、電子カルテシステムが支援を行う必要がある。
指示システムは医師の指示を看護師に明確に提示し、看護支援システムに再入力なく伝達する必
要がある。
看護支援システムでは、看護過程に基づき情報収集から看護計画の立案や看護サマリの作成など、看護師の一連のワークフローを支援する必要がある。
今回我々は、看護師のワークフローに基づき、看護支援システムの強化を図った。
本セミナーでは大阪大学医学部附属病院で実現した、指示システム及び看護支援システムを用いた業務支援について提示を行う。