Japan Association for Medical Informatics

[4-E-1-PS16-1] 情報化医療のデータ流通のあり方

黒田 知宏 (京都大学 医学部附属病院 医療情報企画部)

インターネットの発達による情報流通革命は、様々な分野に革命的変化をもたらしてきた。医療機関への情報通信技術の導入が進む中、いよいよ医療分野においても情報流通革命が起こりつつある。一方で、これまで本邦医療における情報管理や情報流通の有り様を定めてきた様々な法制は、紙面による情報の蓄積・流通を前提に作られたものを元に、ネットワークによる情報流通の危険性に強く着目して規制を加えたものになっている。本発表では、続く議論の出発点として、情報化時代の医療データ流通のあり方について講演者なりの考えを示す。