一般社団法人 日本医療情報学会

[4-J-1-CS9-1] 医師、看護師の病棟業務を支援するシステム

武田 理宏 (大阪大学医学部附属病院 医療情報部)

病棟で医師は、看護師に指示を出し、看護師は医師の指示を受け、それを実施する。医師は自身の指示が正しく受けられたこと、正しく実施されたことを確認する必要がある。指示は、内服薬・外用薬に関する指示、注射に関する指示、安静度や患者観察に関する指示(一般指示)など、多岐にわたる。指示には医師から看護師への伝達エラー、看護師が実施時の実施エラーなど、インシデントの原因となることが少なくない。このため、システムによる支援が必要である。
内服薬、外用薬、注射薬はオーダエントリシステムにより払い出しが行われる。一方、指示はオーダより粒度が細かく、指示からオーダを発生させることが重要である。また、一般指示では医師は新規指示の入力の際に、古い指示を終了させることを忘れるため、システムが指示変更を把握する必要がある。
指示システムでは、現在の指示内容、今後の指示内容、指示変更が明確に把握することを目的としたカレンダー表示画面、新規指示や指示変更の発生を把握することを目的としたリスト表示画面を構築し、それぞれの画面を目的に応じて使用し、病棟業務を行っている。