Japan Association for Medical Informatics

[4-J-2-CS10-6] データの集約と階層的な組合せ表示による効率的な診療業務支援システム「クリニカルフロー/CITA」の活用

藤原 琢也 (岐阜大学医学部附属病院 経営企画課 医療情報係)

当院では2004年の電子カルテシステム運用開始以来、一貫して診療データの中央一元管理と多面的な活用を目指した取り組みを進めてきた。2016年の第三期システムへの移行に伴い、従前のシステムより活用してきた診療情報統合ビューワ「クリニカルコクピット」の機能をさらに拡充した「クリニカルフロー/CITA」の開発と運用の開始を行い、過去12年間に亘る膨大な診療データの更なる「見える化と診療業務の流れに沿った効果的な活用」を実現した。また、「クリニカルフロー/CITA」の活用シーンを、初期の手術・麻酔部門から、病棟・看護部門や他の部門に順次拡大を進めてきた。
本発表では岐阜大学病院における電子カルテや部門システムをはじめとした他システムとのシームレスな連携の現状、「クリニカルフロー/CITA」の機能と活用による診療現場での利便性の向上実績やその他の活用事例について報告する。