[2-D-3-3] うすき石仏ねっとにおける口腔診査情報の蓄積
大分県の"うすき石仏ねっと"は、臼杵市内の医療機関、介護施設、福祉施設、居宅介護支援事業所、消防署を結ぶ情報ネットワークで、「うすき石仏ねっと」カードを媒体としてプライバシー保護を行いつつ、市民の医療情報を共有している。平成24年発足であるが、現在の参加者は18,000人を越え、市民の半数に迫りつつある。
発足当初から医科歯科連携に軸足をおき災害時の対応を想定してきたことから、同ネットに参加している歯科診療所では、受診者の口腔状態を医療ネットワーク上で電子的に蓄積、相互参照することができている。しかしながら、入力作業が手作業のため労力のかかることが課題となっていた。
一方で、厚生労働省は"歯科情報の利活用及び標準化普及に関する検討会"の結果を踏まえ、より広い範囲での情報蓄積こそが利活用に繋がるとして、標準コードを用いた口腔診査情報の収集を視野に入れた実証事業を計画し、日本歯科医師会がこれを受託した。今年度、"うすき石仏ねっと"はそのモデル地域に選定された。
具体的には、各歯科診療所のレセプトコンピュータからCSV形式で口腔診査情報を出力し、それらをこれまで同医療ネットワークで用いてきた形式で受取って、過不足なく表示・印刷ができるかどうかを、受診者の口腔状態との矛盾の有無を含めて検証した。
この事業は現在進行中のため、結果を明示することは困難であるが、シンポジュウムでは、既存の地域医療ネットワークに蓄積した口腔診査情報が、医科歯科連携の領域でどのように有効活用できるかを関係者と情報共有する。
発足当初から医科歯科連携に軸足をおき災害時の対応を想定してきたことから、同ネットに参加している歯科診療所では、受診者の口腔状態を医療ネットワーク上で電子的に蓄積、相互参照することができている。しかしながら、入力作業が手作業のため労力のかかることが課題となっていた。
一方で、厚生労働省は"歯科情報の利活用及び標準化普及に関する検討会"の結果を踏まえ、より広い範囲での情報蓄積こそが利活用に繋がるとして、標準コードを用いた口腔診査情報の収集を視野に入れた実証事業を計画し、日本歯科医師会がこれを受託した。今年度、"うすき石仏ねっと"はそのモデル地域に選定された。
具体的には、各歯科診療所のレセプトコンピュータからCSV形式で口腔診査情報を出力し、それらをこれまで同医療ネットワークで用いてきた形式で受取って、過不足なく表示・印刷ができるかどうかを、受診者の口腔状態との矛盾の有無を含めて検証した。
この事業は現在進行中のため、結果を明示することは困難であるが、シンポジュウムでは、既存の地域医療ネットワークに蓄積した口腔診査情報が、医科歯科連携の領域でどのように有効活用できるかを関係者と情報共有する。