[3-D-2-7] 遠隔モニタリングを支える情報システムのあり方
2018年度診療報酬改訂において、在宅酸素療法指導管理と在宅持続陽圧呼吸療法指導管理において遠隔モニタリング加算が新設された。本診療報酬の導入は厚生労働科学研究費地域医療基盤開発推進研究事業の成果に基づくものであるが、同研究では遠隔モニタリング配下と対面診療配下のアドヒアランスの違いをRCT試験で比較すると共に、現行法制に基づいた遠隔モニタリングを支える情報システムのあり方を手引き書としてまとめたものである。本発表では、同研究でまとめた遠隔モニタリングシステムのあり方を示すとともに、本手引き書をまとめる中で見出した現行法制の限界と今後のあるべき姿について、議論する。