[3-E-1-4] 診療材料の実施入力不要品目の状況調査
当院での電子カルテへの診療材料の実施入力と、物流システムでの購入実績との突合を行なったところ、実施入力が不要な物の一部においてかなりの数の実施入力がなされていた。これらの診療材料が入力された経緯の調査と、対応について検討を行い結果を報告する。 診療材料の実施入力において、看護部門より入力の負荷が高すぎて業務に支障をきたすとの声が出ており、実際にどのような入力が負荷となっているか原因調査を行なった。 特定医療保険材料と定価500円以上の診療材料に院内発行のバーコードシールを貼付し、電子カルテでバーコード読み取りによって実施入力を行なっている。電子カルテ稼動後の特定の1年間において実施入力と購入実績を比較した。実施入力が不要な材料のうち複数品目において購入数と実施入力数に大きな乖離のある物品を抽出し、システム面および運用面での原因の調査を行い対応方法を検討する。 想定される理由としてはマスタの不良や運用面での不具合などが考えられるが、マスタの見直しや現場運用に混乱をきたさないような改善策を提示していくべきと考える。