Japan Association for Medical Informatics

[4-D-2-5] 退院サマリー監査を支援するDPC判定アプリケーション

鈴木 隆弘1, 土井 俊祐2, 木村 隆1, 島井 健一郎1, 嶋田 元3, 畠山 豊4, 本多 正幸5, 松村 泰志6, 横井 英人7 (1.千葉大学医学部附属病院企画情報部, 2.東京大学医学部附属病院 企画情報運営部, 3.聖路加国際病院医療情報センター, 4.高知大学医学部附属医学情報センター, 5.長崎大学病院医療情報部, 6.大阪大学大学院医学系研究科医療情報学, 7.香川大学医学部附属病院医療情報部)

【目的】DPCコードを正しく付与することは病院にとって必須の課題であり、診療録監査の重要なポイントである。しかしながら限られたマンパワーの中で充分なチェックを行うことは難しい。本研究では退院サマリー監査のサポートとして、指定した期間の退院サマリーに対して一括処理を行いDPCコードを付与するアプリケーションを開発して、千葉大学において評価を行ったので報告する。【対象と方法】本アプリケーションは電子カルテからテキスト形式で出力された退院サマリーを読み込んでバッチ処理を行い、ベクトル空間モデルを応用してテキストデータベースとの照合を行い適切なDPCコードを付与して出力する。モデルデータとしては以前に報告したWeb版類似症例検索と共通の、当院をはじめとした7病院の退院サマリー約32万件を用いた。コーディング精度の評価として、診療情報管理士が自動判定されたDPCコードと元のカルテを比較し、5(完全に一致)~1(見当はずれ)の5段階評価での判定を行った。【結果】投稿時点では予備段階として100件の退院サマリーを解析し、評価は平均で4.1点であった。今後は監査業務に応用しての実用性などを検討していく。本システムが順調に稼働すれば、医師はチェック結果を自己点検に用いることが出来るし、診療情報管理士は対象症例の絞り込みや監査の際の参考材料に利用することが出来る。