Japan Association for Medical Informatics

[LS04-1] VNA+OCDB(Open Connect Database)によりもたらせること

川眞田 実 (大阪国際がんセンター)

 当院は2017年3月に病院移転に伴いシステム更新が行われた。数年前から学会等で取り上げられていた統合ストレージは医用画像管理における中心的な存在になると感じ、病院移転のタイミングで導入を検討した。統合ストレージのメリットの1つに、データの一元管理があり、DICOMデータはもちろん、各診療科で生成されたレポート等の様々な非DICOMデータも含めて管理できることが挙げられる。ストレージ部分の調達はユーザー負担が非常に大きいと考え、今回はGEのVNAを導入した。しかし、数千枚のDICOM画像にアクセスする場合、DICOM Q/Rを用いるために参照に時間がかかってしまい診療現場のニーズを満たすことができないという課題があった。今回、VNAの課題を補うソリューションとしてGEから「Open Connect Data base(OCDB)」という提案頂き、導入に至るまでの経緯と、導入後のメリットに関して報告する。