[2-A-1-07] レポート見落し問題についてのJAHISの取り組み
2018年度、地域医療基盤開発推進研究事業「医療安全に資する病院情報システムの機能を普及させるための施策に関する研究」において、レポートの見落としに関する問題について検討が進められ、JAHIS(保険医療福祉情報システム工業会)はシステム開発ベンダーの立場から、主に研究班で作成したレポートの見落とし防止対策システムの仕様書について、ディスカッションを行ってきた。
対策システムの仕様書については、その解説書と共に確認することで、システム開発ベンダーにとっても理解しやすい内容となっており、医療機関とシステム仕様を検討する際の参考となることが期待される。また、実装の必要性や希望時期が盛り込まれているため、開発項目の優先順位の決定などにも有用であると考える。
今後、各システム開発ベンダーは対策システムの仕様書を参考に開発を進めていくことになることが想定されるが、レポートの確認状況を把握できる機能、レポートが記載されたことを知らせる機能、重要所見が含まれるかを把握できる機能が、医療機関の運用をサポートするために重要な機能として考えられる。
ただし、病院の医療情報システムはマルチベンダーで構成されていることがほとんどであり、これらの機能の提供においては、複数のシステム間で相互に連携して対応を進めることが、非常に重要な点となる。この点については、JAHIS内のみの検討ではなく、JIRA(日本画像医療システム工業会)などとの連携を行い、標準的な接続方法を各システム開発ベンダーに提示していくことが求められる。
また、それらの機能の開発を進めるとともに、医療機関においてシステムの導入を行うエンジニアについても、医療機関のリソースや運用方法、各システムの更新時期などを踏まえて、適切な提案ができるようになることも必要であると考える。
対策システムの仕様書については、その解説書と共に確認することで、システム開発ベンダーにとっても理解しやすい内容となっており、医療機関とシステム仕様を検討する際の参考となることが期待される。また、実装の必要性や希望時期が盛り込まれているため、開発項目の優先順位の決定などにも有用であると考える。
今後、各システム開発ベンダーは対策システムの仕様書を参考に開発を進めていくことになることが想定されるが、レポートの確認状況を把握できる機能、レポートが記載されたことを知らせる機能、重要所見が含まれるかを把握できる機能が、医療機関の運用をサポートするために重要な機能として考えられる。
ただし、病院の医療情報システムはマルチベンダーで構成されていることがほとんどであり、これらの機能の提供においては、複数のシステム間で相互に連携して対応を進めることが、非常に重要な点となる。この点については、JAHIS内のみの検討ではなく、JIRA(日本画像医療システム工業会)などとの連携を行い、標準的な接続方法を各システム開発ベンダーに提示していくことが求められる。
また、それらの機能の開発を進めるとともに、医療機関においてシステムの導入を行うエンジニアについても、医療機関のリソースや運用方法、各システムの更新時期などを踏まえて、適切な提案ができるようになることも必要であると考える。