一般社団法人 日本医療情報学会

[2-A-4-03] 院内における医療情報管理の必要性と医療CIOの立ち位置について

蜂谷 明雄1 (1. 一般財団法人医療情報システム開発センター)

 一般財団法人医療情報システム開発センターは昭和49年7月の創立以来、我が国の保健医療情報のシステム化推進に努めてきた。現在は国民の資産である医療等の情報の継続性を維持するための用語コードの標準化や、医療機関等の中での個人情報保護やシステムの安全管理などセキュリティ、医療CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)支援などに取り組んでいる。
 Jcmi35においては、財団が行っている医療CIOの取り組みを、Jcmi36においては、医療CIOに望むものを説明した。Jcm36 以降、個人情報保護法の改正・次世代医療基盤法の施行・地域医療連携の進展・ビッグデータによる多施設共同研究の進展などの医療情報の保護・管理がますます重要になっている。医療情報が大切な情報であることは、ほとんどの医療従事者が理解はしていると考える。しかし、毎年100件近くの医療情報を取り巻く事故(情報漏えい・紛失・不正閲覧・不正アクセスなど)が発生しており、その中には、院内での周知や教育不足による認識誤りによる事故も多くある。
 院内において医療CIOが正しい立ち位置で業務を行うには、どのような組織体制が必要であるか、変化する医療情報の取り扱いについて、院内にどのように周知する必要があるかなどについて支援業務の経験も参考にしながら考察する。