[2-A-4-05] 医療CIO(Chief Information Officer)育成の必要性を再び考える
医療分野に益々コンピュータの技術が普及し、さらにAI・IoT等の導入も進められている。これらの新しい技術も含め、ICTは医療分野では重要な位置づけにある。また、このICTを活用して安全で、かつ効率的な医療の推進をはかることが期待されている。この中でICTを導入し、利活用を進める担当役員CIO(Chief Medical Information Officer)という役職がある。CIOはCEO(Chief Executive Officer)、COO(Chief Operative Officer)、CFO(Chief Financial Officer)とならび4つのOfficerの1つとして、組織の用件である 『もの・人・金・情報』のうちの情報支えるOfficerとして重要と考えられる。
通常、組織の方針の検討は「上流」と呼ばれ、運用のほうへ流れるに従って「下流」となるが、河川でも上流が汚染されると影響が大きいように、ITでも上流部分でつまずくと下流に大きな影響をもたらす。従って、CIOによる「IT企画」がないということは、どれだけ立派な経営方針を立てても無駄なシステムをつくってしまう危険性が高くなるということである。このような担当役員の育成が医療組織において重要かつ必要であり、今回のシンポジウムで、いろいろの面からCIOの育成の必要性を検討できることを願っている。
通常、組織の方針の検討は「上流」と呼ばれ、運用のほうへ流れるに従って「下流」となるが、河川でも上流が汚染されると影響が大きいように、ITでも上流部分でつまずくと下流に大きな影響をもたらす。従って、CIOによる「IT企画」がないということは、どれだけ立派な経営方針を立てても無駄なシステムをつくってしまう危険性が高くなるということである。このような担当役員の育成が医療組織において重要かつ必要であり、今回のシンポジウムで、いろいろの面からCIOの育成の必要性を検討できることを願っている。