[2-C-2-01] 臨床研究における画像データについて
2017年に個人情報保護法が改定され病歴情報が要配慮個人情報に指定され、臨床研究に用いる画像データにおいても慎重な取り扱いが求められている。画像を用いた機械学習における研究では一般的に一定量の教師データと呼ばれるデータを用いた学習を経て利用可能になる。従来までは 個人単位(施設内)での研究が中心であったが、ここ数年は複数施設より画像データ収集事業(施設外)など行われつつある。AIの精度をより高めるためには学習用のデータの量と質が重要であることから、実臨床に利用するためには今後も様々な収集事業が行われると考えられる。またデータの質について重要になってくることから、本講演では実際の臨床データを収集する際や匿名化する際の注意点について触れる予定である。