[2-E-2-04] JAHISデータ交換規約(共通編)における患者付帯情報の標準化の試み
JAHISデータ交換規約(共通編)(以下、「共通編」)は、主に医療施設内において電子カルテ/オーダエントリシステムと部門システムの間で各種オーダ情報や実施情報をHL7 V2.5を用いて通信するための標準規格である8つのJAHISデータ交換規約(以下、「個別編」)の共通仕様を取りまとめたものである。
今回共通編のVer.1.2を策定するにあたり、これまで個別編でばらばらに定義されていた患者付帯情報の項目を共通化し、それらをできるだけ標準コードで表現することを目標に検討を行った。執筆時点では、最終ドラフトをWG内でレビューしている状況である。
まず、項目の共通化については、最小公倍数を辞書的に整備した上で必要な項目だけを各個別編で利用する方針とし、現在使用している項目や今後必要と思われる項目を個別編ごとに有識者が抽出して突き合わせ、2つ以上の分野で使用されているものは採用し、それ以外は個別編で独自に定義するという基準で整理を行った。次に、標準コードについては、JLAC10とLOINCを候補として項目のカバー率を調査した結果、カバー率が高いLOINCをHL7CDAとの親和性や国際的な相互運用性も考慮して採用することとし、カバーできていない項目は共通編で独自にコードを定義した。
今回共通編のVer.1.2を策定するにあたり、これまで個別編でばらばらに定義されていた患者付帯情報の項目を共通化し、それらをできるだけ標準コードで表現することを目標に検討を行った。執筆時点では、最終ドラフトをWG内でレビューしている状況である。
まず、項目の共通化については、最小公倍数を辞書的に整備した上で必要な項目だけを各個別編で利用する方針とし、現在使用している項目や今後必要と思われる項目を個別編ごとに有識者が抽出して突き合わせ、2つ以上の分野で使用されているものは採用し、それ以外は個別編で独自に定義するという基準で整理を行った。次に、標準コードについては、JLAC10とLOINCを候補として項目のカバー率を調査した結果、カバー率が高いLOINCをHL7CDAとの親和性や国際的な相互運用性も考慮して採用することとし、カバーできていない項目は共通編で独自にコードを定義した。