Japan Association for Medical Informatics

[2-F-1-05] 在宅医療介護情報連携システムの推進実証モデルにおける検証報告

竹下 晋司1 (1. 宮崎市郡医師会病院)

Home medical care, Regional collaboration, Care medical care

【目的】宮崎市は、地域包括システムの構築を推し進めている。しかしながら、その実態は、情報共有を行う際に、必ずしも多職種、他事業所間での情報は集約・統合化されていないのが現状です。 平成30年度以降は全国の市町村で実施しなければならない、在宅医療・介護連携推進事業の(ア)~(ク)のうち、「(エ)の医療介護関係者の情報共有の支援」について、今回は、実証モデルにおける検証を行ったので報告する。

【対象と方法】構築にあたり、1.情報共有による質の向上、2.一元的管理による継続的な支援、3.在宅医療介護の普及促進という柱を立て、システム機能の基本方針、全体計画をまとめ、平成30年6月から平成31年3月末まで実患者を使っての実証実験を行った。 全体システム構成として、コミュニケーションツールとして、(株)日本エンブレースが提供する、全非公開型医療介護専用SNS(MCS)を利用。また、在宅版カルテ・情報ストックシステムとして、(株)コア・クリエイトシステムと共同開発した、在宅版Man・Go!を使用した。

【結果】登録患者数は、MCS 43名、在宅Man・Go! 4名 登録利用者・施設は、MCI 170名 32事業所 在宅Man・Go! 118名 26事業所 の利用状況である。 実証モデルでの課題として、1.共有すべき情報とアップロードに関する課題、2.ネットワーク環境に関する課題、3.システム利用に関する課題、4.患者同意書取得に関する課題の4つが上げられる。 本事業の費用については、極めてコストを抑制した形で実現された。

【結語】実証モデル期間以降の運用コストの部分で、宮崎市と適切に合意形成を図って行く必要があるが、原則的に利用者負担も考えた上で、自活できるシステム運営体制を形成していく必要がある。