Japan Association for Medical Informatics

[2-P2-1-07] がん電話相談の質的分析に基づいたテキストマイニングによる可視化

石川 大介1、片山 佳代子2 (1. 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター, 2. 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター)

Cancer Telephone Consultation, Qualitative Analysis, Text Mining

神奈川県立がんセンターでは、2006年から2014年までがん電話相談
事業を行っており、がん電話相談窓口には約14000件の電話相談が
寄せられた。しかし、この電話相談の内容を記録したデータは、
会話に基づく相談内容を書き留めたテキストデータであり、機械処理
が不向きなテキストである。また件数も多く全てを目視するのは容易
ではない。

そこで本研究では、相談データからサンプリング抽出した対象に
質的分析を実施し、その結果に基づいて全てのデータを対象に
テキストマイニングを行い、相談内容の可視化を試みた。

まず、電話相談を次の4グループに分類した。話者の性別と
相談の対象から、
1.男性話者による自身の相談、2.男性話者による家族の相談、
3.女性話者による自身の相談、4.女性話者による家族の相談、
の4グループに分類した。この各グループから100件の相談を
ランダム抽出し、合計400件の相談内容に対して質的分析
を実施した。

次に、この質的分析の結果に基づいて、主要な相談内容に横断
して出現する表現に着目し、テキストマイニングによって
4グループ毎の相談内容の可視化を行った。

本研究の可視化結果により、がん患者の相談内容の概要を
把握し、また4グループにおける相談内容の差異を明らかに
した。